以下、数式など綺麗なもので見たい方は、次のpdfをダウンロードしてご覧ください。
ドローンの向きを一つの方向に固定しながら、ドローンを円形軌道に飛行させようとする場合は、その速度のコントロールは次のようになる。
座標を水平方向にxをとって、垂直方向にyをとると、A点を基準にして、機体がB点にあるとし、円の半径をr、角速度をw、時間をtとすると、
x = r\sin(wt)
y = r(1-\cos(wt))
であり、これを時間で微分したものが必要な速度となるから、速度をそれぞれv_{x}, v_{y}とすると、
v_{x} = rw\cos(wt)
v_{y} = rw\sin(wt)
となる。
ドローンの向きが一定方向に維持されている限り、このような制御でドローンの軌道は円形になる。
しかし、ドローンの向きが常に縁の中心に向くということは、期待そのものが回転しているということである。これは、月が常に地球に同じ面を向けている状況と同じである。
このとき、円形軌道となるためには、上記の速度が必要なのだが、機体の速度を上記の速度が実現できるようなものにすれば良い。
回転した状況における、機体を基準とした座標の速度をu_{x}, u_{y}としよう。
このとき、速度の分解方向から、
u_{x}\cos(wt) - u_{y}\sin(wt) = v_{x} (= rw\cos(wt))
u_{x}sin(wt) - u_{y}sin(wt) = v_{y} (= rw\sin(wt))
という式が成立する。
これを解くと、次のような実に簡単な式になる。
u_{x} = rw
u_{y} = 0
つまり、機体を月の自転のように、一周当たり角速度wで回転させておけば、上記の式で機体の速度を維持することによって、常に中心向きにカメラを向けるドローンの制御ができるのだ。あまりにも簡単になるので、信じられなかったが、実際ドローンにこの制御を組み込むと、確かに意図する円形軌道を描いたのである。とても驚いた。
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