DJI Mobile SDK (Amenbo)プロジェクトの作成(あるいは、プロジェクトをコピー、バージョンアップする場合)

手続きが複雑なので、覚書を残しておく。(DJI Mobile SDK は、使えないシステムなので、今となっては以下のメモの意味はあまりない)

 (1)App Store から、Xcodeをインストールし、Xcodeのプロジェクトを作成する。プロジェクト名はここではAmenboとしておこう。XcodeのApple IDをしなければならない。そのIDでプロジェクト作成時のTeam名が選択できる。

(2)プロジェクトとDJI SDKを紐づける。

( DJI Mobile SDKのSAMPLE RUNのページを参照する。ただし、ここではSampleを使わないので、手続きは若干異なる。本ブログの次のページも参照→DJI Mobile SDKとXcodeプロジェクトを接合する  また、ImportSDKDemo ページも参考になる)

上記ページの指示に従って、Cocoapodをインストールしたのち、プロジェクトページに、次のようなPodfileをテキストエディタで作成する。

platform :ios, '14.4.2'


#project 'Amenbo.xcodeproj'

target 'Amenbo' do

  pod 'DJI-SDK-iOS', '~> 4.14'

end


iOSとDJI SDKのバージョンを合わせる。プロジェクト名は必要に応じてかえる。

pod install

を実行する。正常に実行されるとAmenbo.xcworkspaceというプロジェクトファイルが作られる。これは、SDKとAmenboの紐付けられたプロジェクト用である。一旦それまでのXcodeプロジェクトを終了させて、以後は、こちらを立ち上げる。

(3)DJI Developper Centerにユーザー登録してアプリの登録をするとAPP Keyを取得できるようになる。

アプキーの申請画面



申請するとメールが届くのでそこにあるURLをクリックする。ユーザーページにアプリが登録されているので、それをクリックすると以下のようにキーが記載されている(グレイで隠している)



立ち上げ直したProjectで、info.plistの中にApp keyを登録する。

まず、DJISDKAppKeyという新しいキーを追加して、そこに先に作成したDJI Developper Centerから取得したアプリのキーを値として入力する。


キーを入力するときに、単純なコピペで前後に空白などが入っていると、後で機能しなくなるので注意が必要だ(Info.plistからDJISDKAppKeyの値が読み出せない問題)。

さらに追加的に、
Privacy - Microphone Usage Description
Privacy - Speech Recognition Usage Description
Privacy - Bluetooth Always Usage Description
のキーを設定し、適当な説明を入れる。(これについては、DJIのMobile SDKのサンプルデモアプリがやっと動いた話 のページも参考に)


さらにもし、アプリとドローンをUSBで繋ぐために、
Supported external accessory protocols
の3要素からなる配列キーを設定しなければならないとなっている。
"com.dji.video",
"com.dji.protocol" 
"com.dji.common"
である。

さらに、App Transport Security Settingsキーを設定して、Allow Arbitrary LoadsをYESに設定することになっている。
info.plist
の設定は以上だと思う。

あとは、swiftファイルやサウンドファイルをコピーしプロジェクトに取り込む。コピーせずに、参照として取り込むのは良くない。変更も共用されてしまう。



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