業者には、ガーバーファイルを中心に提出することになる。だから、とても大事な作業である。
ガーバーファイルの出力は、上段メニューの「プロット」をクリックして開始する。
必要なレイヤーを指定したりなどするが、だいたいこの設定でうまくいっている。出力ディレクトリが指定されていないと、プロジェクトのトップディレクトリに出力される。だいたいガーバーファイルはレイヤーごとにたくさん出力されるので、他のファイルとすぐ区別できるつように、フォルダをプロジェクトの中に作った方が良い。
「プロット」ボタンを押すと、塗りつぶしの再描画が問い合わせされる。
「再塗り直し」を選択する。基盤に塗りつぶしが表示される。
KiCadのアプリ選択ウィンドウで、ガーバービューを選択し立ち上げる。そのトップメニューのファイルから、「ガーバープロットファイルを開くを選択すると、ファイル選択ダイアログが現れるので、ガーバーファイルを出力したフォルダを開き、サフィックスが .gbrのファイルを全て選択し決定する。
という出力基盤が現れる。ここでは、ベタの色が緑になっているが、これはB.Cuレイヤーの色を意図的に変更してこうなっている。やり方は、ビューワーの右に例や選択ウィンドウがあり、その該当レイヤーの上で右クリックすると色の選択ボタンがあるので、それで変更できる。
各レイヤーを一通り個別にチェックできるので、問題がないか確かめなければならない。特にベタが確かに意図通りにセットされているかは重要である。なぜならば、ベタ領域はある意味追加的な結線のようになっているので、下手すると回路の整合性が取れなくなるからである。ちょっと変な言い方だが、ベタ領域はある意味一つのネットワークになっていて、対象のネットワーlくが二重化しているようなもので、基盤エディタには、両方のデータが組まれていて、一方を削除しても一方は残るようになっている。だから、他のものと間違いを起こしやすいように思えるからである。
業者へは、このガーバーファイルとドリルファイル、必要ならばマップファイルなどをzip して渡すことになる。
国内の業者はいずれも高そうだ(正確には、国内業者でリーズナブルな価格で提供しているものが、私には見つからなかったというべきだ)から、中国の業者にお願いすることになるが、アップロードした時点でのファイルチェックが厳しいところとそうでないところがある。また、アップロードしたのち、設計ミスがないかという審査(あくまで製造ができるかどうかであり、回路の配線ミスなどは設計者の責任になる)のやり方も業者ごとに異なっている。
私なりの業者の評価は、いろいろ体験したのちに書こうと思う。
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